管理番号 | 新品 :81471897 | 発売日 | 2023/12/04 | 定価 | 61,000円 | 型番 | 81471897 | ||
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國吉清尚さんが1970年代につくったお茶碗です。清尚さんの初期施釉作品には、民藝の流れで語られるもの、琉球古陶の流れで語られるものがあり、この頃の作品は、秦秀雄さんに見い出され、白洲正子さんが気に入り、加守田章二さんや濱田庄司さんに認められ、現代では土井善晴さんにも愛されています。清尚さんは、施釉陶器から離れたことを問われ、「古いものにはかなわんから」なんて言っていましたが、この作品は民藝の名品と並べても遜色ないと思います。しみじみと良いお茶碗です。当時はサインを入れていなかったので来歴を書きますと、土瓶の佳品を探していた秦秀雄さんを沖縄の清尚さんのところまで案内した、鹿児島の古美術商・鶴田さんから10年ほど前に分けていただいたものです。鶴田さんは、濱田庄司さんらの紹介で清尚さんとは若い頃から付き合っていました。國吉清尚さんを特集した美術番組「新日曜美術館」(2007年7月放送・YouTubeに動画有り) にも登場していますので、ご興味あれば見て下さい。画像10枚目は「別冊太陽 土井善晴」(2022年2月発売 平凡社) の表紙ですが、土井先生が両掌に愛おしそうに清尚さんのお茶碗を持っています。作品は無疵完品です。無地の桐箱が付属します。「箱書き」はありませんのでご承知おき下さい。真作であることを保証します。画像1枚目の枯れ盆は付属しませんので念の為。
口径 : 最大 13.3cm (外)
高さ : 最大 5.5cm
かなりの時間とお金を掛けて國吉清尚さんの作品をコレクションしていましたが、諸事情 (涙) のためスタートで売り切ります。ぜひとも引き継いでいただき、ご愛用をお願いします。出品説明文の最後に、清尚作品が「なんでも鑑定団」に出た時 (2017年8月) のナレーションを載せておきますので、ぜひご一読下さい。
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國吉 清尚 (くによし せいしょう・Seisho KUNIYOSHI) 略歴
1943年 沖縄県那覇市首里で生誕
1963年 小橋川永昌さん (仁王窯) の下で修行
1966年 濱田庄司さんとの縁で栃木県益子にて修行
1968年 沖縄県読谷村で開窯
1999年 焼身し死去 (満55歳)
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・記載の寸法はアバウトです。
・作品はスマホのカメラで撮影しており、近接写真は少し歪んで見える場合がありますのでご承知おき下さい。
・出品作品はすべて真作と判断していますので真贋に関するご質問はお控え下さい。万一間違いがありましたら落札代金と送料はお返しします。
・経年品のため画像で見えないようなスレや小キズはご容赦下さい。
・作家さんの手を離れた後にできたであろう疵や修理は記載しますがそれ以外の窯疵などは画像にてご確認下さい。また神経質な方は入札をお控え下さい。
・作品の・出品期間中の破損などにより、やむなく出品を取り消しする場合があります。
・オークション終了後のご連絡は落札者様の方から落札後24時間以内に取引ナビでお願いします。(いたずら落札ではないことの確認と、梱包資材などの準備のため)
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