管理番号 | 新品 :02514321 | 発売日 | 2024/08/07 | 定価 | 11,000円 | 型番 | 02514321 | ||
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庸軒流必携/第十二世中尾宗軒/昭和39年/当流に入門なさいましたのを機会に茶・花道の修得に対する心構へを申し述べて挨拶といたします
商品説明
庸軒流必携/第十二世中尾宗軒/昭和39年/当流に入門なさいましたのを機会に茶・花道の修得に対する心構へを申し述べて挨拶とい たします
昭和39年 141P。 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。
入門者 への言葉
第十二世中尾宗軒
このたび、当流に入門なさいましたのを機会に、茶・花道の修得に対する心構へを申し述べて、挨拶とい たします。
何事を致しますにも、準備が必要でありますように、茶・花道に入られるにも、やはり心の準備を必要と いたします。
斯う申しましても、決して難かしいことではなく、まことに簡単で、易しいことであります。 わたくし達の日常の生活と離れては生花の道も、茶道もないのであります。ただ単に、茶を点じ、花を挿 す、そのことだけが、それらの道をならう目的ではないのでありまして、行住坐臥、すべての場合に、斯道 の精神を体得してゆかなければならないので、その境地に達しなければ、達道の人とは、申せないのであり ます。その点から申しますと、先きに、易しく、簡単なこととは申しましたが、また反面は、難かしくもあ り、峻厳な道とも、申せましよう。
私は、斯道を修練してゆきますことは、人間として、正当な、常識を身につけていくことであると考えて おります。言い換えますと、より深く、信の道を体得してゆくことだとも申せましよう。
「ただ、これだけを、当流の規矩作法にしたがつて修得していただいているうちに、各人が本来具えている 尊い人格を自覚し、人生に意義を発見し、またと得難い意義のある生涯を、たのしく過ごしていただけるよ うに、なると、確信しております。
急がず、遽てずに、斯道の修練を通じて、自己本来の面目を自得し、日々の起臥行住をたのしく過してい ただくよう、精進されることを、おねがい致します。
この道に入らむと思ふ心こそ吾身ながらの師匠なりけり
庸軒流
茶道流派の一つ。千宗旦(せんのそうたん)の高弟藤原村軒(1613―99)によって開かれた。庸軒は近江(おうみ)(滋賀県)の久田宗栄(そうえい)の子で、京の呉服商藤村家の養子となる。茶は初め藪内紹智(やぶのうちじょうち)に学び、ついで小堀遠州(えんしゅう)や金森宗和(かなもりそうわ)に学んだ。さらに千宗旦に師事し、利休の台子(だいす)の法を伝授された。漢学的素養が深く茶の湯にも大きな影響を及ぼしている。宗旦四天王の一人に数えられ、点前(てまえ)は師直伝の厳格さを伝え、侘(わ)びに徹する。4代正斎までは直系が継いだが、その急死により、門弟の実力者がそれぞれ正系を唱え分派した。
近江堅田(かたた)(滋賀県大津市)居初(いぞめ)家に残る天然図画亭(てんねんずえてい)、黒谷金戒光明寺(くろだにこんかいこうみょうじ)内西翁院(京都市)の澱看(よどみ)(淀見)の席は、庸軒好みとして知られる。
お探しの方、お好きな 方いかがでしょうか。
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