管理番号 | 新品 :16071924 | 発売日 | 2023/11/19 | 定価 | 12,800円 | 型番 | 16071924 | ||
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★昭和51年第6刷発行。箱無し、裸本です。 ★三方に経年ヤケ、シミ、汚れ有り。 ★本文ページ内紙質黄変有り、汚れのあるページも有り。 (一番酷いページを画像に載せました。) ★本文ページ内のど割れ有り。 ★角折れがp175からp178の2枚にございます。 ★p118に小破れ有り。(画像参照) ★製本自体はしっかりとしていて、通読に支障は御座いません。 こちらは、大変懐かしく、思い入れのある作品です。小4の時、図書館で一際異彩を放っていたこの背表紙の虜になりました。挿絵は外国の方かな、と思ったら日本人。借りて読んだら、もう、一生ものの本との出会いになってしまいました。 内容も大好きなのですが、挿絵とのマッチ具合が素晴らし過ぎて、「不思議の国のアリス」のジョン•テニエルや、「くまのプーさん」のシェパードと同様、これ以上のものは無い、と言う域です。 後年、訴訟で竹川氏の挿絵が使えなくなったとの事。これだけの素晴らしい挿絵ですから、先々の読者の方がこの装丁に巡り会えなくなったと思うと、とても惜しいですね。 当時の私、少しお姉さんのリナを、お母さんと離れて下宿するなんて凄いなあ、と思い、ピコット婆さんが怖い、と思い、でもトケの店のお菓子は食べたくて、ナータの店の本屋なら一生仕事したい!と思ったものです。 リナの外見をピコット婆さんがあれこれ言うところ、もしやあなたはレイチェル•リンドさんでは?と聞きたくなってしまった! 人生経験を積んだ今読むと、そうかー、子供ってこのピコット婆さんの応対で泣けるんだ、と、その純粋さに瞠目します。大人になってしまうと、逆にピコット婆さんの人生は苦労が有ったんじゃ、と労りの気持ちになってしまうのです。 今更、瀬戸物から出て来た王子様(性格は我儘ですが、良い少年です。)に恋も出来ないし、友達になるならトーマスの方が良いなあと思ったり。オウムのバカメも好きです。 きっと、皆様も身の回りに、あ!このキャラはあの人に似てる!とキャスティングが出来るのではと思います。それぐらい、夢があって、リアルさもある、素敵な物語なのです。 長期個人保管の大変古い本です。46年の経年の為、諸処傷みが御座います。状態は、上記★書きと画像よりご判断下さい。 古い本にご理解のある方との、嬉しいご縁を心よりお待ち致しております。