■ Guyatone GA-1050 REVERB JAZZ ■ 真空管アンプ【整備済み】管理番号-302

■ Guyatone GA-1050 ■ 真空管アンプ【レストア＆調整済み】管理番号-302
【メーカー】 Guyatone ( 東京サウンド )
【品 番】 GA-1050 REVERB JAZZ
【出 力】 平均出力 50W
【サイズ】 幅：670mm 奥行：275mm 高さ：525mｍ / 重量 約25kg
【発売時期】 1969年
【価 格】
国産の真空管ギターアンプの老舗グヤトーンが、1969年に発売した『GA-1050 REVERB JAZZ』です。

GA-1050の中身の実体は、当時のギタリストの憧れの製品の Fender PRO-REVERB をコピーした製品でしたが、
フェンダー製品よりも安く購入できた国産品として当時は人気がありました。

70年代の終わり頃になると時代のニーズも変化して、グヤトーンは真空管アンプのラインナップをFLIPシリーズ
にリニューアルすることになり、それまでの主流だったリバーブ・シリーズは製造を終了しましたが、

今でも音楽の現場では FENDER PRO-REVERB がリファレンス・アンプのひとつとして認知されているように、
真空管によるクリーン系アンプには根強い人気があります。

日本と米国では電子部品の規格に違いがあるものの、回路構成はほぼ PRO-REVERB のコピー仕様となります。

パワー部は6L6GCのプッシュプル構成で、プリ部は12AX7Aを4本、12AT7が2本の構成となります。

スピーカーはオリジナルの12インチが2発です。
リバーブ・ユニットはスプリング方式のリバーブ・タンクを採用しています。

コントロールはノーマル・チャンネルが[VOLUME][TREBLE][MIDDLE][BASS]
トレモロ・チャンネルが[VOLUME][TREBLE][MIDDLE][BASS][REVERB][SPEED][INTENSITY]

リアには [EXT.SP] [SPEAKER] [REVERB SW] [TREMOLO SW] となります。

サウンドに関しては PRO-REVERB のコピーとなりますので説明は不要かと存じますが、回路構成が同じ
であれば同じ音がする訳ではありませんので、あくまでも音作り方向性が類似しているとご理解ください。

■■ レストア調整済み ■■ 出品にあたりレストア再生し、調整＆整備を済ませております。

基本方針として、ビンテージ・アンプのオリジナル 通常は意図的に特性が変化するような変更は加えておりません。

□ 本体は解体クリーニングを済ませ塗装＆修復等、可能な範囲にて全体にレストア再生いたしました。
□ コンデンサ、抵抗、可変抵抗、ツマミ等、経年変化による劣化や損傷のみられた部品は、必要に応じて
部品総数で80点ほどを交換しております。
□ パワー管は6L6GC互換の5881/SOVTEKのペア・チューブに交換して調整いたしました。
□ SPケーブルはBELDENケーブルに交換いたしました。
□ ワイヤリングの修正等により、真空管アンプ特有の誘導ノイズを低減いたしました。

□ トレモロ回路の心臓部となる国産のフォト・カプラーに不具合が見られたので、フェンダー社純正の
保守パーツとなる、新品のオプト・カプラーに交換の上で整備いたしました。

□ REVERV JAZZ はPRO-REVERBをコピーした製品ですのでマスター・ボリュームが有りませんが、
実用性を考慮するとマスターレベルの調整が出来た方が扱いやすいので、リアにマスター・ボリューム
を追加増設しました。

□ 筐体に取り付けられていたキャスターは発送時の梱包サイズの問題もあるので、取り外してゴム足に
交換してありますが、商品に添付致しますので、もし必要であればご自身で取り付けてご使用ください。

以上となりますが、製造後、半世紀が経過したヴィンテージな真空管アンプですので、経年変化に伴う補修
が困難な部分が年式なりに残る部分もございますこと、ご理解の上でご検討願います。

キャビネットの いる同モデルの中でも、実用性のある良好な製品になるかと思われます。