管理番号 | 新品 :08785255 | 発売日 | 2023/12/28 | 定価 | 9,750円 | 型番 | 08785255 | ||
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No.232 佐渡鉱山 相川海岸 多量の輝銀鉱伴う超高品位金銀鉱石礫(21g)
出品の鉱石は相川海岸で昭和40年代に採集された鉱石礫です。 白色塊状石英中に明瞭な黒色の銀黒が発達する鉱石礫をダイヤモンドソーで切断した標本です。 切断面には、銀色に光り輝く輝銀鉱(=硫化銀 Ag2S)粒が銀黒中に密集する佐渡鉱山は、佐渡市相川町の東側に位置し、江戸時代初期の1601年に発見され、徳川幕府直轄金銀山として採掘され、江戸期金銀貨原料の主供給源となりました。相川市街地の東側に露出する佐渡鉱脈群は自然の浸食作用で崩落して斜面を流れ下り、相川海岸に多量の鉱石礫として集積しています。 昭和12年には、海岸の鉱石礫が露天採掘され、坑内で採掘された鉱石よりも高品位だったと伝えられています。 海の荒れた日には、大粒自然金に富む塊状輝銀鉱の礫を海岸で拾うことが出来、江戸-昭和初期には地元住民の収入源にもなっていました。 相川海岸の鉱石礫は現在でも多量に残っていますが、昭和50年代に防波堤が築かれ、消波ブロックが設置されたため、その下敷きとなり、現在は採集能です。