管理番号 | 新品 :05025236 | 発売日 | 2024/05/29 | 定価 | 76,050円 | 型番 | 05025236 | ||
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カテゴリ |
古刀極上作【伝 越中則重】至高の名品短刀
沸づく松皮肌に見事な刃文 古雅相州伝の傑作出来
重ね肉厚7mm 掻き流し腰樋 愛刀家秘蔵品
■コメント■
ご覧いただきありがとうございます。
鎌倉末期を代表する相州伝の名工・越中則重の作として
近江の旧家に伝来した、素晴らしい出来を示す平造短刀です。
則重は新藤五国光の門下で正宗の兄弟子にあたると伝わり
越日本の婦負郡呉服で作刀したことから「呉服郷」とも称され、
国宝の短刀のほか無銘極めの作にも数々の重要文化財指定品を遺し
同じく越日本の郷義弘とともに古刀極上作に列位する名手です。
作風は正宗以上に沸の変化を見せ、太い地景を絡めて肌立つ
独特の地鉄は『松皮肌』と呼ばれて則重の代名詞となっており、
古伝書に於いても「鉄こしらいの上手也。肌は一躰ならず」など
同工の優れた技量と無二の作風を讃える記述が多く見られます。
本作は上述の旧家より譲り受けた愛刀家様により秘蔵され
この度初めて世に出る逸品、見応え抜群の則重らしい一振です。
内反りついた三ツ棟の造込と深い茎味に確かな時代を湛え
重ね肉厚で古調な姿に差表の腰樋が一段と気品を添えており、
地鉄は強靭な板目が流れて渦巻状の杢を交え縦横無尽に変化し
地沸微塵について地景が絡み淡い映りが立つ独特な松皮肌となり、
中直刃調の刃文は匂口深く小沸よくついて刃縁頻りにほつれかかり
刃中に細かな金筋や稲妻状の働きを見せ地刃ともに明るく冴えるなど、
沸の妙味溢れる無二の作域で則重の特色を存分に示した名品です。
相州伝の魅力が集約された古雅な出来口は圧巻の一言で、
鑑定審査による今後の出世にも絶大な期待が持てる秀作です。
正宗に先行する相州伝の名工『則重』の作として旧家に伝わった
見事な松皮肌の傑作短刀を是非とも末永くお手元でお楽しみ下さい。
ご不明な点などございましたらお気軽にご質問下さい。
■詳細■
◇◆ 寸法 ◆◇
刃長:29.2cm 元幅:2.50cm 先幅:1.75cm
元重:0.70cm 先重:0.50cm 反り:なし 目釘孔:2個
(素人採寸につき多少の誤差がある場合がございます)
◇◆
・刃切れ等の大きな欠点は見当たりません。
・多少のヒケや鍛え等はご容赦下さい。
・古物にご理解をいただき神経質な方は入札をご遠慮下さい。
・各所、画像にてご判断いただき不明な点はご質問下さい。
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