管理番号 | 新品 :45992035 | 発売日 | 2024/03/11 | 定価 | 71,500円 | 型番 | 45992035 | ||
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現代の製管師の中でも理論家で知られる船明氏の手による紫雲銘尺八です。(ネットで、「船明」「紫雲」で検索するとヒットすると思います。プロでも田辺親子が使っている尺八でもあります。現在の演奏の様子を動画等で拝見したところでは、お父様は古管に持ち替えられた可能性もありますが。)
私は琴古なのですが、縁あって所持していた尺八です。非常に性能の良い尺八だと思います。ここで言う性能は、出しにくい音が無い、ピッチが正確(甲乙の差が少ない)、音量が十分に出る、音の立ち上がりが早い、というものです。大甲もツ、レとも軽く出ます(ツは正しい音程にするためには管尻を腿で抑える必要があります)。レやチの一打やコロコロ、ゴロゴも素直に出ます。ライバルとされる工房の尺八は、現代音楽に特化したようなところがあり、音色も倍音が乗った尖った感じのものですが、こちらは比較すると柔らかで古典にも適した尺八だと思います(山田流の名手、鳥IN野師と合奏した際、ライバル工房の竹を使っていた知人が、「そんな下品な音の尺八捨てちゃいなさい」と言われていたのは今でも耳に残っています・・・)。ただし、琴古の古管のような音色とはやはり異なります。
割れ修理はヒビの段階で船明氏にお願いしました。修理時にも管内には達していませんでした。また、顎アタリにパテの盛りがありますが、こちらも船明氏の工房に伺った際に対応していただいたものです。
長さ:54.5cm重さ:328g直径上官中央:33mm管尻部直径:50mm歌口部内径:20mm歌口深さ:4.5mm歌口幅:14mm
竹の形状はほぼ真円、音程もほぼフラットです。都山系の製管師の方の尺八ですと、琴古のりやヒが十分に鳴らしてフラットになるように調律されていることが多いようですが、こちらは軽く鳴らしてフラットという感じの調律です(私が頼んだ訳ではないのですが、琴古の吹き方に合った調律です)。都山の方の吹き方で鳴らすとやや高めに出るかもしれません。メリを出しやすくする、一穴のスリット入っています。細身で軽めの尺八ですので、女性にも合っているかもしれません。
送料は当方負担のおてがる配送(ヤマト運輸)でお送りします。
ご検討よろしくお願いします。
※写真と実際の色合いが異なる場合がありますので、その点ご理解ください。写真の色合いよりやや明るめの色だと思います。