管理番号 | 新品 :64137765 | 発売日 | 2024/09/10 | 定価 | 190,000円 | 型番 | 64137765 | ||
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広沢静輝(1894~1949)の作です。広沢は尺八を宮内直方および初代川瀬順輔に師事。都山流の多い大阪(当時)において、琴古流尺八「竹声会」を組織し活躍しました。また小野寺源吉の《鶴之巣籠》は、乳井建道→広沢静輝→海道普門のルートで伝承され、海道普門が道曲として大成させ、今日見られる演奏形態になったことは周知のとおりです。広沢は演奏はもちろんのこと製管においてもその才は長けており、広沢と交流のあった玉井竹仙は、「広沢先生の作った竹はよく鳴る」と自分の弟子たちに話していたといいます。広沢の作品がもっと注目され、古管としてそれなりの価値が生まれてもよいのではないかと思い、出品に至りました。寸法は一尺九寸ですが、古管につき正寸で作られています。正律管よりも音程は相対的に高めです。孔割りはおそらく十割りかと思われます。
今回出品した楽器は都山流で、第五孔(裏孔)が琴古流よりも低めです。歌口周りの造作なども、琴古流の尺八家でありながら琴古流・都山流の違いを認識し製管されていると感じます。重量は400g。上管に割れ止めが施してあります。息漏れはありません。その他は写真をご覧のうえ、ご購入いただければと存じます。ご不明な点がございましたら前もってご質問ください(ただし礼儀をわきまえないご質問、意図不明なご質問にはお答えしません)。希少管につきお値下げはしません。即決価格でのお譲りとなりますことをご了承ください。