管理番号 | 新品 :19496798 | 発売日 | 2024/03/06 | 定価 | 71,000円 | 型番 | 19496798 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カテゴリ |
銘:國正淬刃義基造之裏:皇紀二千六百七十六年二月刃長:75㎝反り:1.7㎝目釘穴:2個
元幅: 34㎜先幅: 26㎜元重: 9㎜先重: 7㎜(ノギス測定により、わずかな誤差はご容赦ください)
拵入り総重量:1500g鞘を払っての重量:1250g刀身のみ:1050g(家庭用秤による計量のため重量は約になります)樋無し鎬造刀身
刃紋:中直刃切先:中切先
抜刀用白研ぎ 寝刃合わせ済刃こぼれ・刃絡み・鍛え傷等無し
拵え:水木良光刀匠作 浅右衛門風 合口拵 真鍮ハバキ 合口鍔 樫製白木柄 全長25㎝ 煤竹目釘 鉄製控え目釘
濃州堂作 保存用白鞘付属
刀身は静岡県在住の内田義基刀匠と、その師にあたる松葉國正刀匠の合作刀になります。拵えは水木良光刀匠による江戸時代の試斬拵を再現した品になります。
内田義基刀匠は頑強性と切れ味を両立した造り込みを得意としており、作刀数は少ないものの、一部でその抜群の切れ味と鉄に切り込んでも刃こぼれしない粘り強さが知られています。松葉國正刀匠は無鑑査刀匠であり、名実ともに日本最高位で説明は不要と思われます。
本作は刀身を義基刀匠が実用本位の造り込みにて作成し、松葉刀匠が正確な焼き入れを施したものであり、試斬・居合用としては大変実用的な品です。刀身長めながら身幅広すぎず、重ねはしっかりと付け、バランス良い体配です。上品な中直刃を破綻無く、むらや飛び焼き無く焼かれています。
拵えは江戸時代の試斬を生業とした一族の使用した拵えを模した品です。作成は無鑑査刀匠吉原一門の水木良光刀匠に担当していただき、合口鍔から柄の材質、目釘の質に至るまで妥協無く作られています。居合に使用したりはしておりませんが、保管時の擦り傷や汚れはご容赦ください。
研ぎは傷の有無がわかるまでの白砥ぎとなっています。刃紋は見えづらいですが、もっとも切れ味を発揮できる段階です。刃こぼれや刃がらみといった致命的な欠点はもちろんのこと、鍛え傷も見られない無傷の状態です。
大変こだわって注文した特注品ですが、身辺整理のため、この度未使用の状態にて放出することとなりました。頑強な実用刀、居合刀、変わり拵え等をお探しの方、ぜひご検討いただけましたら幸いです。(2021年 12月 2日 23時 33分 追加)茎の写真を追加し忘れていましたので、再出品させていただきました。失礼いたしました。(2021年 12月 4日 21時 29分 追加)三枚鍛えかどうか等の造り込みに関してのご質問が多数あったので回答させていただきます。鍛えは芯鉄無しの鍛えになります。鋼材は高炭素鋼を使用しており、小林康宏刀匠、河野貞光刀匠のように高い強度と切れ味を意識した鍛えとなっております。そのため、鉄や孟宗竹などの硬物に斬り込んでも刃こぼれしない、通常とは一線を画する強度です。基本的に要相談の上、技量の高い刀匠でないと造れないので、特に試斬をされる方は重宝されると思います。