管理番号 | 新品 :47927878 | 発売日 | 2024/01/31 | 定価 | 12,000円 | 型番 | 47927878 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カテゴリ |
● お手持ちの ART Tube MP を改造します。改造のみの金額です。
◯ 誰でも真空管を交換できる大人のおもちゃとして20年以上のロングセラー ART Tube MP。名前が「Tube MP」なので真空管マイクプリと誤解されているようですが、マイクプリ部はトランジスタ6石のディスクリートで、その後にオペアンプ →真空管のバッファ →オペアンプのバランス出力アンプ というハイブリッドな構成になっています。ARTの価格設定が異常に安いので安物っぽい扱いを受けていますが、設計や基盤の作りを考えても他社の同価格帯の中では抜群に良くできています。改造前の状態では「太い、暖かい = ハイエンド少なめ、ミッド寄り、ソフトフォーカス」みたいな音ですが、改造後の音質はディスクリートのクリアでしっかりした、高速オペアンプ特有のハイエンドまで抜けの良い、ワイドレンジ、歪みにくい芯のある音になります。「タマをいじるのが大人のタシナミ」的な風潮もありますが、高級な真空管に入れ替えるよりも科学的、論理的、かつ劇的に音は良くなります。
◯ 音響機器の改造で有名なBlack Lion Audio のサイトで以前紹介されていた改造をベースに多少のアレンジをしています。内容は電源部分のダイオード、平滑コンデンサ、信号部分のコンデンサ、オペアンプの交換、抵抗もいくつか定数を変えて、音声信号の通過する箇所はオーディオ用の金属皮膜抵抗に交換します。内部の電圧を少し高めに変更しています。オペアンプとトランジスタの電圧も30Vから36V、真空管のプレート電圧も40Vから67Vまで上げています。信号部分のコンデンサは音の良いタンタルコンデンサ、ニチコンのオーディオ用と、サンヨーのOSコンなどです。オペアンプは入力段が高速の National Semiconductor LM6172 と、出力段も高速の Leniar Technology LT1364 です。全部で約50個の部品を交換します。ボリュームポットにノイズが出ているようでしたら、ポットと同時にノブも交換して追加料金1000円です。TubeMPは製造時期によって部品がかなり違うのですが、2000年代のモデルで青い電解コンデンサが使われている物は、コンデンサが液漏れしてる物が多いのでそろそろ全部交換した方が良いかと思います。電解コンデンサの全交換は追加料金2000円です。
◯ 真空管は値段が青天井なので交換しません。タマの抜き差しがお好きな方は、後でご自身で交換して下さい。
◯ ART Tube MP はいくつかバージョンがありますが、写真1の初代の「ART Tube MP」のみです。VUメーターの付いた「ART Tube MP Studio」、「V3」や「Project Series」は内部の部品が違うのでできません。
◯ お手持ちのTube MPの本体のみを「レターパック」「ゆうパック」等、元払いで送って下さい。約50個の部品交換でこの値段はブラック企業並みの超低賃金労働です。納期は受け取ってから約1週間で返送できます。
◯ サウンドハウスなどで新品を購入して、こちらに送って頂くのも可能です。