Dallmeyer Speed Anastigmat 1inch 25mm f/1.5 ライカL改 ダルメイヤー スピード アナスティグマット Kino-Plasmat型 1930年代 現状

Dallmeyer Speed Anastigmat 1inch 25mm f/1.5 ライカL改 ダルメイヤー スピード アナスティグマット ヴィンテージレンズ 1930年代 現状品
気に入って愛用のレンズでしたが、コレクション整理のため出品します。 前回落札者の方からご連絡をいただけず、取引が成立しませんでしたので再出品しています。 イギリス、ダルメーヤーの1930年代にシネカメラに供給された、キノ・プラズマート型レンズ構成のスピード アナスティグマット 1inch （25.4mm) f/1.5です。
ライカLのスクリューマウントに改造された古いヴィンテージレンズかつ改造品ですので、現状でのお渡しになります。 コンディション等こちらで把握していることをできるだけ記載しますので、写真と説明文をよく確認いただきましてご入札の検討をお願いします。当方はマウントアダプターを介してFuji FXマウント APS-Cのミラーレスカメラおよびオリンパス マイクロフォーサーズで使用していました。 NEXもOKだと思いますが、その他のマウントカメラでの干渉などは当方では把握していません。 Lマウントのマウント面から深さ約17ミリほど、直径24ミリほどのレンズ後部がマウント内部に出ています。

シリアルナンバー158000番台、1930年代の生産と推測されます。
マウント不明（後端にネジが見えないのでCマウントではないと思います）のレンズヘッドを、おそらくソビエトレンズのM39スクリュー部とヘリコイドのパーツを加工して改造してあります。 距離計非連動。 距離計機構のあるボディに取り付けるとコロが押されますが連動はしません。

レンズヘッドとヘリコイドは接着剤等で接着してある様子は見受けられません。 ヘリコイドのところどころにイモネジが見えますのでおそらく分解も可能です。 レンズヘッドの後部、カメラ側に加工？切削？跡が見えます。
入手後は保護フィルターをつけて使用していましたので、レンズの絞りは油浮きなく、開放から絞り込みまでスムーズに作動します。 前玉の枠、あるいは保護フィルターを回すと動作します、絞りの目盛りは振られていません。 絞りを動かすときにわずかにカタツキを感じます。 絞り羽根には年代なりのスレ（塗装剥げ）が見えます。
ヘリコイドはグリスを交換してあります。 無限遠付近が少し固いかもしれませんが、固着等によるものではありません。 お好みで整備してください。 繰り出しが多く、最短15センチ程まで寄ることができます。 ヘリコイドの無限位置では、当方の環境では僅かにオーバーインフでした。 特に開放ではピントが薄いので少し気になっていましたが、無限遠はしっかり出ます。

鏡筒外観には年代なりのスレや塗装剥げが見られますが 、銘板もきれいですし変形や大きな打痕はなく、この年代のものとしては綺麗な方だと思います。

元がシネレンズの標準レンズなのでイメージサークルが小さく、撮影時の条件によっては周辺の流れ、光量落ちが強く出ることがあります。 フルサイズでは試していませんが、マイクロフォーサーズ、あるいはAPS-Cにクロップしての使用が現実的かと思います。参考にAPS-Cサイズで遠景（画像9枚目）と1m程度の距離を撮影した画像（10枚目）を載せておきます。両方とも絞り開放(f/1.5)での画像です。 強烈な滲みや流れるようなボケはこのタイプのレンズ構成ならではかもしれません。

委託でもご希望の方を探していただいているので、入札がない場合には終了前に出品を取り下げる場合もございますのでご承知おきください。
お探しの方いかがでしょうか。 ご不明点などありましたら、入札前にご質問ください。